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私、受かっちゃいました。
待って。Pythonはどうなったの?そもそも何これ?
Pythonについては一旦置いておいて・・・。
簡単に言えばAIが出力する日本語をトレーニング(最適化)する、めっちゃ高単価な仕事だね。
順番に説明するよ。
Outlierって何?
Outlierはアメリカのカリフォルニアにあるテクノロジー企業で、AIトレーニングデータの生成やAIモデルのパフォーマンス評価など、主にAIに関連する業務を行う会社です。
なんでこんな会社知ってるの?
たまたま。
まじで?
私はXのおすすめに流れてきたのを見て知ったよ。
正直、少なくとも日本ではものすごく有名な会社ではないと思いますが、調べてみたところ今年5月のほげほげ ほげたろさんの投稿がきっかけで、
おそらくこの投稿が伸びて、
その結果Abemaヒルズに出演されたようです。
思い切り「怪しい仕事?」って書いてあるけど?
これはニュースティッカーのタイミングが悪いだけね。
※画面下の方で流れてるニュース速報みたいなやつ
普段テレビもネットテレビも一切見ない私はこのニュースを全く知らなかったのですが、時給5000円という甘美な響きも相まって一気に広がったのかなと思います。
それで、全然関係ない私のタイムラインにも流れてきたのかなと。
普段は「おすすめタブなんて要らん!」と思ってるんですが、このときは良いじゃんって思いましたね。
時給の補足
あれ?時給5000円?4000円超えじゃないの?
本日8/7時点のドル円は約146円なので、そうすると時給31ドルって日本だと時給約4500円になるんだけど、
7月頭の時点では約160円だったので、確かにそのタイミングだと時給約5000円だったんだよね。
為替って怖いね。
なので個人的な願望も含め、さすがに130円を下回ることはないかなと思ってタイトルは4000円超にしてあります。
ちなみに後で出てきますが、時給は最大で31ドルだそうです。なのでプロジェクトやタスクによってはそれ以下の場合もあるようですし、
時給ではなく給料制の働き方もあるようなので、その場合は時給換算で31ドル以上になるのかもしれません。
なるほどね。ところで、これは誰でもできるの?
資格とか要るの?
なにも要りません。
ぶっちゃけた話、私が受かった(※)ので割と誰でも受かる仕事だと思います。
※まだ受かっただけで実際の仕事には至っていません
望ましい資格って書いてあるけどいいの?
私は「これらは必須の資格ではありません」て書いてあったから応募してみて、実際それで受かってるから大丈夫。
参考までに私のスペックを書こうか?
・日本生まれ日本育ち
・専門学校卒(海外では高卒扱い)
・TOEICはおろか英検すら受けたことない
・英語サイトは翻訳サイトやAIを駆使してなんとか見れるレベル
・強いて言えばこのブログ書いてるから人が読んで理解できる文章は書ける
・・・大したことないかも。
面と向かって言われるとちょっとイラっとするけど、まあ日本人を学力で半分に分けたらたぶん低い側だとは思う。
でもやれてるんだ。だったらやれそうかも。
いや、まだ受かっただけなので正しくはこれからやるって感じだけどね。実際の中身は書ける範囲で追記予定。
以降は、ここまで読んでこの仕事に興味もった方のために採用までの流れをまとめておきます。
採用までの流れ
採用までは大きく4ステップあります。 ※2024年8月時点
1.履歴書の準備
2.応募(と書類審査)
3.母国語証明のための動画撮影
4.合格通知が届く
1.履歴書の準備
Outlierはアメリカの会社なので、応募に使う履歴書は英語で作る必要があります。
もちろん私も英語の履歴書なんて作ったことがなかったので、AIに必須事項を聞いて、それをPDFにしてもらいました。
実際に使ったプロンプトはこれです。
アメリカの求人に応募したいんだけど、履歴書の書き方が分からないので必須事項を教えて。 そしたら次にその必要事項を日本語で回答するので、私が回答した内容を英語にしてからPDFにして。
そしたら「私はPDFを作れません」って回答があったので、出力された英文をGoogleドキュメントにコピペしてそこからPDFにしました。
実際の仕事はまだこれからだけど、少なくとも採用されるまでの英語はAIや翻訳ツールを使えばなんとかなるよ。
まあPDFの作り方とか、自分で調べる力は必要かな。
参考までに、私が使った実際の履歴書(Googleドキュメント)を貼っておきます。
名前や住所など一部は変更していますが、これを使って書類審査を通過できているのでフォーマットはそのまま使えると思います。
なお前半はAIが作ってくれた英文。後半は日本語の原文となっています。
2.応募の流れ
これ以降に出てくる画像は、原文が英語のものもすべてGoogle Chromeの日本語に翻訳機能を使って日本語にして見ています。
たしか今年7月のアップデートでChromeが自動的に翻訳するようになったので、特に意識しなくても海外サイトを見たら日本語になっていると思いますが、
もし英語のままの場合、PCやmacのだったら右クリックして「日本語に翻訳」を選べば日本語になります。
スマホは、少なくとも手元にあったiPhone SE2のChromeでは自動翻訳されました。
他ブラウザの場合はやり方を調べるか、Chromeを使ってください。
まずOutlierのサイトにアクセスして、右上にある「求人を見る」ボタンを押します。
なおここで開くページはドメインが変わってGreenHouseとなっていますが、ちゃんとOutlierの求人ページですので安心して進んでください。
求人ページを見るとずらっと募集が並んでいますが、検索窓に「Japan」と入れると
今回私が応募したRemote AI Training for Japanese Writers(リモートでやれる日本語AIトレーニング)だけが出てくるので、それを開きます。
続いて、仕事内容などの要項を確認します。
収益と期間については、前述のとおり時給は最大31ドルとあります。
私はこの金額と条件(リモートで仕事できる・柔軟な勤務時間)に魅力を感じましたのでこのまま応募しましたが、
海外のレビューなどを読むと常に仕事があるわけではないようなので、必要な収入や働き方に応じて進んでもらえたらと思います。
最後に名前等の情報、事前に用意した履歴書、学歴について入力をして、提出します。
なお赤い※がついているところが必須項目のようなので、そこはすべて入力する必要がありますが、
この画像でいう「電話」「学校」「規律」の3箇所についてはなくても大丈夫のようです。
実際私はこのフォームでは未記入でしたが、これらはAIに聞いた履歴書の必須事項に入っていたので、結局のところぜんぶ書いてるのと同じでした。
3.母国語証明のための動画撮影
動画撮影?
本当にあるんだよ。
手順2の採用ページで書類の提出をした直後、「母国語の能力を証明するために日本語スクリーニングを完了してね」というメールが届きまして、
人によってテーマに違いがあるのかは分かりませんが、私の場合は自分が興味あるものについて5分間なんか喋ってというものでした。
5分って割と長いね。
そう?短いくらいだったよ。
撮影は何度でもやれるみたいですが、ちゃんと流暢に日本語を喋れることが伝われば中身はそこまで重要でないと思ったので、
何度か噛んでましたがその辺は気にせず、私は一発撮りで終えました。この辺は喋り慣れていないと時間かかるかもしれないです。
ちなみに何の話をしたの?
MTGの楽しさについて語りました!
そこはGraviTraxにしてよね・・・。
4.合格通知が届く
手順3の動画送信が終わったのが夕方の16時頃。こちらの合格通知が届いたのが同日深夜24時頃だったので、私の場合は動画送信から約8時間後に合格通知が届きました。
早いね。で、もう仕事してるの?
いや、途中に書いたとおりまだここまでだね。
合格後の流れ
合格したらいきなり仕事がもらえるわけではなく、以下の流れで仕事を割り当てられるようになるっぽいです。
なるっぽい?
つまりそういうことだ・・・。
1.トレーニング
Outlierのサイトの使い方や、用語説明など仕事をするにあたってのトレーニングがあります。主に仕事内容や、評価の基準などを教えてもらうようです。
2.テスト
トレーニングが終わると、何問かテスト用のタスクをこなすように求められます。ここで合格すると、いよいよプロジェクトにアサインされるようです。
なるほどね。で、テストはどうだったの?
落ちた。
えっ?
落ちたので、次の手順3に進んでます。
ちなみにOutlierでAIトレーナーの仕事をしていることをブログやSNSで書くのは問題ないようですが、
中身の詳細やタスクに関する質問なんかは書いちゃダメと規定があるので詳しくは触れないものの、不合格理由には思い当たるフシがありまして・・・
もちろんこれだけではないと思いますが、英語で書くべきところをぜんぶ日本語で書いて提出したのが原因1つかなと思います。
皆はちゃんと英語で書こうね。
というわけで、このテストに不合格だった方は次の手順3に進むのですが、あいにくここで合格した方がどうなるのかは分かりません。
3.再トレーニング
そんなわけで再トレーニングのタスクが与えられたのですが、その中身は手順1のトレーニングとは違い、少なくとも私の感想ではより詳しく教えてくれるトレーニングでした。
最初からこれならまた違った結果になったのに。
と、敗者が申しております。
詳細をかけないため大幅に端折った説明になりますが、タスクは基本すべて英語なので、私のように自力では英語が理解できない方はトレーニングでそこそこ苦労すると思います。
4.再テスト
再トレーニングが終わると、再テストがあります。これが手順2のテストと大きく違うところは2つあって、
・収入がない(1回目のトレーニングはある)
・結果まで最大2週間ほどかかる
1回目のテストは即結果が出たのに、2回目は遅いのね。
・・・他の人もそうなのかな?
なんでそう思うの?
ぜんぶ日本語で書いたから担当者が「読めんわ!」ってなってすぐ不合格通知されただけなんじゃ・・・?
あり得るかも。
まあ真偽は分かりませんが、単純に1回目は全員共通の問題でAIが採点。2回目は全員異なる内容になっていて手動採点とかかもしれないです。
そんなわけで私は今この段階なので、無事合格したらこのページに「実際に働いてみてどうか」というコンテンツが1ヶ月後くらいには増えていると思いますが、
1ヶ月後くらいにもう一度このページに来てもらって、9月に入っても何もコンテンツに追加がなければ不合格だったんだなと思ってもらえたら。
その場合、3回目のテストがあるのかも不明なので、どちらにしても何らか書き足す予定です。
お金ももちろん魅力的だけど、この仕事自体に興味があるから是非とも受かりたいんだよね。
AIにお祈りするか。
終わりに
というわけでOutlierの紹介と採用までの流れでした。
最後に書いたとおり、再テストに合格しても不合格になっても何らかのコンテンツを追加しようと思いますので、
もし8月中にこのページを見つけた方はぜひ1ヶ月後くらいにもう一度見に来てください!